光触媒機能向上のための二酸化チタンナノワイヤ生成に関する研究

 

化学的に非常に安定な二酸化チタンは,光触媒として近年注目されている.光触媒とは光の照射によって強力な酸化作用を生じる物質のことである.

二酸化チタンにはルチル型,アナターゼ型などの結晶構造が存在するが,光触媒として最も有効なものはアナターゼ型である.

既存研究では,シリコンやチタンの表面にアナターゼ型二酸化チタンの微細形状を生成することで二酸化チタンの受光面積を大きくし,光触媒機能を向上させる手法が研究されている.

特に,広範囲に大量生産可能な高アスペクト比微細構造であるナノワイヤが注目されている.図1にナノワイヤのSEM図を示す.

二酸化チタンのナノワイヤを生成する手法は数多く研究されているが,長時間のプロセスタイムを要するものや,光触媒効果の弱いルチル型の二酸化チタンしか生成しない等の問題点がある.

そこで,本研究では短時間に光触媒に有効な二酸化チタンナノワイヤを生成する新たな手法の開発を目的とする.

 

 

 

 

 

図1 二酸化チタンナノワイヤ

 

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